2020年3月31日火曜日

252 説明句を直す(最後の”切れ”を直す)



説明句を直す、一つの方法を説明します

例えば次の句
「蕎麦待ちの列は蜥蜴に乱れたる」
これでは、何が(蕎麦待ちが)どうして(蜥蜴が現れて)どうなった(乱れた)
という説明句になってしまいます


一度このように、説明的な句を作ってしまうと、なかなか直すのが大変です
このような時は、最後の切字を”もし”に変えてみましょう

「蕎麦待ちの列は蜥蜴に乱れもし」

説明的な感じが弱まりますよね
「たる」が「もし」に変わることで何が変わったのでしょうか?


「蕎麦待ちの列は蜥蜴に乱れたる」
何が(蕎麦待ちが)どうして(蜥蜴が現れて)どうなった(乱れた)
という強烈な説明が
「蕎麦待ちの列は蜥蜴に乱れもし」
何が(蕎麦待ちが)どうして(蜥蜴が現れて)こうもなる(乱れもする)
という柔らかい表現になります


乱れ”たり”
乱れ”をり”
など「たり」や「をり」で終わる場合には、最後を「もし」に変えることで
説明的な表現が和らぐことがあるので、参考になさって下さい




2020年3月30日月曜日

257 石の上にも三年



もし俳句をやるのでしたら、最低でも三年続けてみてください
三年やらずに途中でやめる可能性がありそうなら、最初からやらない方が良いでしょう
どのようなものでも三年以下で身に付くものは無いと思います

中途半端に止めたとしたら、それまでやっていた時間が無駄になります
時間は有限です
無駄になるようなことに時間を費やすのは、命を無駄にしているようなものです
やるのなら、必ず三年はやって、自分の人生にプラスになるような何かを得ましょう
三年も持つかな?今まで三年も習い事で続いたことがない・・・
そのような不安が少しでもあるなら、最初からやらないようにしましょう

俳句をやると決めたら、必ず三年は続けるのですが
三年かけてのんびり勉強するのはやめましょう
三年で得られるであろう知識や考えなどを、一年で得る努力をしましょう
そうすれば、人が九年かけて到達する場所に、三年でたどり着くことができます


2020年3月29日日曜日

253 説明句を直す(語順を直す)



説明句を直す、ひとつの方法です

例えば次の句
「蕎麦待ちの列は蜥蜴に乱れたる」

これでは、何が(蕎麦待ちが)どうして(蜥蜴が現れて)どうなった(乱れた)
という説明句となってしまいます

「何が、どうして、どうなった」という言葉の順番が、説明的な印象を与えてしまいますので
この順番を直すとよいでしょう
方法としては「どうして」を除去して
「何が、どうなった」というように繋げます

上の句で言うと「蕎麦待ちの列(何が)が乱れる(どうなった)」というブロックにしてしまいます

そして、蜥蜴は別の所に置きます


「蕎麦待ちの列が乱れる」というブロックと、「蜥蜴」を
5・7・5
の文字数に収めるわけですから、必然的に次のような流れになるはずです

   5・7       /  5
「蕎麦待ちの列が乱れる」 / 「蜥蜴」

もしくは

  5  /     7・5
「蜥蜴」 / 「蕎麦待ちの列が乱れる」

でまとめると良い、ということです


具体的にやってみると、次のようになります
「蕎麦待ちの列乱れるや/蜥蜴出づ」
「土蜥蜴/蕎麦待ちの列乱れけり」



何が(蕎麦待ちが)どうなった(乱れた)
という部分が協調され
「何が、どうして、どうなった」という説明的な表現が、解消できます


「何が、どうして、どうなった」という句を作ってしまった場合
今のような方法で、直すことができますので、参考になさってください 




2020年3月28日土曜日

300 説明句(何が・どうして・どうなった)を直す方法




俳句を作っていて、どうしても説明句になってしまう
説明句を直す方法が分からない、という人のために
説明句(ここでは、何が・どうして・どうなった、という形の説明句)の直し方を紹介します


説明句の多くで「何が・どうして・どうなった」という形はよく見かけます
特に、初心者の方によくみられる作り方です

例えば
「秋桜が(何が)・風に流され(どうして)・揺れている(どうなった)」
というように作ってしまいます
これでは、単なる秋桜の報告であって、その風景を見た全ての人が、同じことを言うことができます
俳句(詩)ではまったくありません

このような作り方をしてしまった時の直し方ですが
まずは、バッサリと「どうして」の部分を捨ててしまいます
極論を言うと、俳句では「どうして」は必要ありません
「どうして」という言葉を入れてしまうから説明句になってしまうのです

「どうして」の部分を捨てると、「何が・どうした」だけとなります
つまり「秋桜が揺れていた」だけで十分ということです

これだけでどうするの?
俳句になってないじゃないか?
と思われる方もいると思います
確かにこれでは言葉が足りないので、言葉を追加します
ただ、ここに追加する言葉は「どうして」ではありません

具体的にどう揺れたのか
を追加するのです

ばらばらに揺れている
色を乱して揺れている
横倒しになって揺れている

何でも良いのですが、その時あなたが見て感動したことを具体的に詠みます
そうすれば、説明句ではなくなります

例句
「秋桜色乱しつつ揺れにけり」



 「どうして」を入れたい場合

もし、「風が吹いた(どうして)」を入れたいとします
例えば、その風が人間も立っていられないような強風で
その風に吹き倒されているのを見て感動したというのなら
「風が吹いた(どうして)」を入れなければいけません
その時は「どうして」と「何が・どうなった」を分けた方が良いでしょう

強風(どうして)/コスモスが揺れた(何が・どうなった)

例句
「烈風や/コスモス揺らぎ倒れけり」



上の句は「烈風や」というように。切字の「や」で文章を分けています
例えば、これが
「烈風にコスモス揺らぎ倒れけり」
としてしまうと
助詞の「に」によって、「どうして」と「何が・どうなった」がくっついてしまい
結局は「何が・どうして・どうなった」という形になってしまうので注意しましょう






2020年3月27日金曜日

251 時候、天文、生活など、全部そつなく詠む必要はない?



俳句をやるからには
「時候、天文、地理、生活、行事、植物、動物」
の全部をそつなく詠めなければならない
というように書かれた本があります
中には、先輩からもそのように言われることがあるかもしれません

しかし初学者は、そのような言葉に惑わされないようにしましょう
詠みたくないもの、苦手なものは無理に詠む必要はないといえます
仮にあなたが、生活や、行事の俳句を詠むのが苦手であれば
そのようなものは詠まなくて良いでしょう

苦手な分野は必ずだれにでもあります
それを詠めるために努力するのではなく
自分の好きなものを、好きなように、楽しみながら詠むことが一番大切です


特に、最後の”楽しみながら”が重要です

自分が楽しくなければ、絶対に長続きしません
自分の苦手なもの、余り関心の向かない事物について無理に詠み続けていると
少しずつ俳句を作る楽しが、薄れてしまうはずです



私は、俳句を初めてようやく3年が経過しましたが
3年の間に生活、行事、時候について詠んだ句は1%以下だと思います
時候は作るのが苦手だからです
生活と行事は、苦手と言うよりは、興味を持てないため、作ろうは思いません


逆に、自分の好き対象物は、植物や動物ですので
いままで作ってきた句のほとんどは、植物や動物に集中しています


自分は、植物や動物の句が圧倒的に多いのですが、だからといって
自分自身は、そのことに対して何とも思ってはいません
むしろ、自分自身が好きなのだから、詠む事物が偏るのは当然のことだと思っています
この偏った作り方に対して、仮に誰かに何かを言われたとしても関係ありません
わたしは、その人の為に句を作っているわけではないからです


自分の好きなことを詠むことは、俳句を持続することにもつながると思いますが
その他に、俳句を上達させるという面からみても、好きなことを詠むことは大切なことだと思っています

わたしは、苦手な分野の句を詠めるようになるために時間を費やすのなら
好きな句、自分の得意な分野の句を徹底的に詠んで、その分野で良い句を詠めるようになりたいと思います
出来れば、その分野では、誰も真似できないような自分独自の句を読めるようになれれば、なお良いと思います



例えば、野球選手が一流になるためには
野手、盗塁、バッティング、投手、全てをそつなくこなさなければいけない
などと言われても、そんな訳があるはずないのは、野球をやったことのない人にだって分かるはずです

そつなくこなす、というのは、全てが平均点ということだからです
とびぬけて点数の高い人がいるのに、平均点で誰の目に留まるのでしょうか?

バッティングならバッティング、バッティングの中の特定のバッティングを徹底的に磨く
ピッチャーなら、他のピッチャーの持っていない技術を徹底的に磨く
そのようにして他の人には見られない、何か光るものを身につけなければ
誰の目にもとまることはないはずです


俳句も同じはずです
自分の好きなものを徹底的に詠む、徹底的に詠んで
誰も真似できない、自分にしか読めない句を詠む
そこまでならなければ、誰の目にもとまらない、その他大勢になってしまうのではないでしょうか


全部そつなく詠めなければいけない
そのような言葉に惑わされる必要はないと思います




2020年3月26日木曜日

302 新聞(俳壇)の過去の入選句はここで見られる





 東京俳壇

入選結果




 毎日俳壇

入選結果




 朝日俳壇

データベース無し




 読売俳壇

データベース無し




 産経俳壇

データベース無し




 日経俳壇

データベース無し




2020年3月25日水曜日

301 各新聞の俳壇の入選掲載日



俳壇の掲載日
日曜日
東京俳壇、日経俳壇
月曜日
朝日俳壇、読売俳壇
火曜日
毎日俳壇
水曜日
産経俳壇