tag:blogger.com,1999:blog-16157492623516164502024-03-14T20:36:34.139+09:00ゼロから分かる俳句超入門初心者にも分かる俳句の作り方、コツ、ポイントなどを紹介しています。<br>
初心者につまづきやすいポイントの注意点、初心者によくある疑問や悩みの解決方法などを記事にまとめていきます。<br>
実際に自分が勉強して解決していったことなどを中心に掲載していますので、初心者の方が俳句を作る際には役に立つと思います。
木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comBlogger665125tag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-14916910532713492232024-03-14T20:36:00.001+09:002024-03-14T20:36:00.274+09:00季語の「秋色」ってどんな色? 季語の中には「秋色」という言葉がありますが、これは特定の色を指したものではありません秋の景色や気配という意味で、「それらしい様子」ということです 「顔色をうかがう」と言うときにも「色」を使います感情の動きが顔に現れた様子を指す言葉ですが、これと同じです 俳句を鑑賞するとき、俳句を作るときに覚えておきましょう
木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-43405000214219443982024-03-07T20:40:00.001+09:002024-03-07T20:40:00.301+09:00「咲かぬ」と「咲きぬ」は違う? 俳句の中では「咲かぬ」「咲きぬ」といった言葉が、頻繁に出てきますそれぞれの意味は違います
意味
構造
咲かぬ
咲かない
「咲く」の未然形「咲か」
+
打消しの「ず」の連体形「ぬ」
咲きぬ
咲いた
「咲く」の連用形「咲き」
+
完了の「ぬ」
見分け方ですが「咲かぬ(咲かない)」は、「咲かぬ花」「咲かぬ薔薇」のように、「ぬ」の後に名詞が来ることが多いです「咲きぬ(咲いた)」は、「花が咲きぬ。」「薔薇が咲きぬ。」のように、文の最後で使われることが多いです 俳句を鑑賞するときの読み間違い俳句木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-40348563337233029842024-02-29T20:36:00.001+09:002024-02-29T20:36:00.284+09:00俳句は「出(い)づ」と「出(い)ず」のどっちらを使う?
「出(い)づ」と「出(い)ず」の、2つの表記がありますが
文語で俳句を作るときは「出(い)づ」を使います
「出(い)ず」は、歴史的仮名遣いの「出(い)づ」を、現代仮名遣いに従って表記したものです
歴史的仮名遣いの「出(い)づ」を、無理やり現代仮名遣いで「出(い)ず」と表記すると
いろいろな問題が生じてきますので、止めたほうがよいでしょう
文語・歴史的仮名遣いで俳句を作るときは「出(い)づ」を使います
木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-43983751875455206582024-02-29T13:48:00.004+09:002024-02-29T15:17:46.859+09:00音数で季語が探せる本 パッと希望の音数の季語がさがせる: 音数からの「季語」検索本12,500語の季語が音数順に並べてある本です「俳句の音数がうまくまとまらない」と悩んでいる人は、ピッタリの音数の季語が探せます「歳時記で希望の音数の季語をさがすのは大変」と思っていた人は、簡単に季語が探せます3音の季語、4音の季語、5音の季語など、好きな音数で季語が探せます俳句を作っていると3音の季語 + 「けり」で終わりたい4音の季語 + 「や」で始まりたい5音の季語で名詞止をしたいなど、いろいろな場面がありますそんなときに、歳時記で季語を探すのですが「おっ、この季語よさそう」と思っても、音数が合わないことがあります一方で、音数を数えながら季語探しをすると、時間ばかりがかかてしまいます音数順に季語が並んでいれば、何も考えずに3音や4音など使いたい音数の中から季語を選ぶことができます時間の節約になります音数で木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-18348380628811772102024-02-22T19:54:00.001+09:002024-02-22T19:54:00.292+09:00他人の評価に感情をもっても意味はない 俳句を作っていると、周りからの評価は必ずあります最初のうちは「悪い」という評価を受けることが多いかもしれませんそんな時、「どうして?」「なぜ分かってくれないの?」と納得できない気持ちになることもあるかもしれませんがそのような感情を持っても意味がないので、他人の評価は参考程くらいに聞いておきましょう 他人の評価に感情を抱く意味がないのは1.他人の評価は、単なるその人の価値観にしかすぎないから2.俳句をやっているのは、自分の人生のためだからです 1.他人の評価は、単なるその人の価値観にしかすぎないから他人の評価はあくまでその人の価値観です、100人が入れば100通りの価値観がありますまったく同じ価値観なんてこの世にありませんもちろん自分の価値観も違います自分が良いと思って出したものを、同じように良いと思ってくれる人もいれば、悪いと思う人木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-51071192268231657062024-02-15T20:40:00.002+09:002024-02-17T19:05:29.586+09:00「来(こ)ぬ」と「来(き)ぬ」の違い 俳句で使われる「来ぬ」は、読み方によって意味が変わります「来(こ)ぬ」は来ない「来(き)ぬ」は来たです
意味
構造
来(こ)ぬ
来ない
「来」の未然形「来(こ)」に、打消しの「ず」の連体形「ぬ」がついたもの
来(き)ぬ
来た
「来」の連用形「来(き)」に、完了の「ぬ」がついたもの
見分け方ですが「来(こ)ぬ」(来ない)は、「来ぬ人」「来ぬ友」のように、「ぬ」の後に名詞が来ることが多いです「来(き)ぬ」(来た)は、「人が来ぬ。」「友が来ぬ。」のように、文の最後で使われることが多いです 「来(こ)ぬ」と木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-89996860320081670702024-02-08T20:25:00.001+09:002024-02-08T20:25:00.277+09:00俳句作りでは音を意識しよう 俳句を作るとき五・七・五のそれぞれの最初(最後)を、母音で合わせるか、ア行カ行などの行で合わせるとリズムや響きの良い俳句が作れることがある 例句で見てみよう
紫陽花の 雨に女を たづねけり
↓ ↓ ↓
あ段 あ段 あ段
美しき 緑走れり 夏料理
↓ ↓ ↓
い段 い段 い段
たんぽぽや 長江濁る とこしなへ
↓ ↓ ↓
タ行 タ行 タ行
このように同じ音が規則正しく繰り返されることで、鑑賞者は「何となく気持ちの良い句だな」と思うこのような方法は俳句木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-21494619772402033622024-02-01T20:32:00.001+09:002024-02-01T20:32:00.269+09:00助詞一つで、印象は大きく変わる 助詞一つで、印象は大きく変わる 助詞を一つだけ変えた次の句を見比べてみよう 秋の風火口へ落つる砂の音秋の風火口を落つる砂の音 助詞が一つ変わっているだけだが、印象は大きく変わっているだから助詞の一つもおろそかにせずに作りこまなければいけない 推敲するときは、最低でも格助詞の「を・に・が・と・より・で・から・の・へ・や」(鬼が戸より出、空の部屋)は確認しよう変更することで、より良い表現を探そう ほかの助詞も確認したい人のために、一覧をのせておく
木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-52909513973711537972024-01-25T21:33:00.007+09:002024-02-02T19:57:56.581+09:00日本一、季語の収録数が多い本日本一、季語の収録数が多い本です春夏秋冬・新年を通して24000語以上すべての季語に意味が書かれています『四季を語る季語』 「秋」 :5,600語(発売中)「冬」 :4,300語(発売中)「新年」:2,400語(発売中)「春」 :5,100語(発売中)「夏」 :6,800語(2024年夏前に発売)さまざまな歳時記からくまなく季語を収録・掲載したことで、関連本の中では最も多い24000語以上が掲載されています平均的な歳時記の季語の収録数は4800語前後ですので、5倍の数になります季語が多いため希望の季語が見つかります希望の音数の季語が見つかります希望の音韻の季語が見つかりますまた、一般的な歳時記では、主季語には意味が書かれていますが、子季語には意味が書かれていませんそのため、初めて買った人からは「ただ単語が並んでいるだけで、意味も書かれていないでどうやって俳句を作るの?」という不満が多く聞木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-56641736063279794942024-01-25T19:42:00.000+09:002024-01-25T19:42:00.279+09:00情緒を間接的に伝える
情緒(喜怒哀楽などの心の動き)を俳句の中に込めるとき、直接的な言葉で伝えることもできるが、様々な事柄の組み合わせによって間接的に伝えることもできる方法としては、後者のほうが優れているし、作者はそちらを目指す努力をすることが大事だ 具体的にいうと、「寂しさ」を言葉で伝える場合、そのまま「寂しい」と言ったり、「彼女と別れた」「一人きりで公園にいる」「ペットが死んだ」などのような、多くの人が寂しさを彷彿させるだろう言葉を使うことは、直接的な方法だこれは比較的容易にできるし、誰にでも真似ができる 一方で、間接的に伝えるというのは、そのような言葉を使わずに情緒を感じさせること俳句で言えば、次の句のようなもの 「子を発たせまだ日の残る春障子」 大串章 この句は「子が発った」ことと「まだ日の残る春障子」という、二つの事柄の組み合わせることで、間接木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-24431802045806372992024-01-18T20:41:00.000+09:002024-01-18T20:41:00.270+09:00「できる」「出来る」はどちらで表記すればいい? 「できる」と「出来る」の意味は同じです一般的には、平仮名で「できる」と書きます漢字でも「出来る」とは書きますが、「出来」を使うのは名詞や複合語(二つ以上の単語が合した語)のとき、と使い分けがされていることが多いようです例えば「出来過ぎ」「出来事」「出来栄え」など 「できる」と「出来る」どちらで表記すればいいの?と迷った時の参考にしてください
木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-60152515510126509292024-01-12T20:35:00.001+09:002024-01-25T21:36:34.831+09:00俳句に余情をだす方法俳句では余情が大切だとよく言われます。おそらく初めて俳句をやる人も、それは大切そうだということは何となく分かると思います。ここではどのようにすれば俳句に余情が出せるのか、を説明していきますが、その前に余情とは何なのかを一度考えていきましょう。余情が何であるのかが分からない状態で、余情のある俳句を作るということはできないからです俳句の世界でよく言われる説明は次のものです。「俳句を読んだ後に残っている、しみじみとした味わい」「表現の背景に、なお感じられる趣」何となく分かるのですが「しみじみとした味わい」この表現が曖昧で、余情の理解を妨げています。この「しみじみとした味わい」というのは「情」です。愛情、哀情、温情、恩情、激情、厚情、懇情、私情、純情、抒情・・・そういった「情」です。愛情、哀情、温情などの何かしらの情を俳句から感じ、さらに読み終わってからもまだ残っている情が余情ということです。余木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-33126199835577908092024-01-11T20:21:00.001+09:002024-01-11T20:21:00.273+09:00俳句作りのモチベーションを維持するには 俳句作りのモチベーションを維持するには、報酬を目指すのではなく自身の内面を意識したほうがいい 報酬などの外発的意欲によって作品を作ると報酬が手に入らない場合、モチベーションは徐々に低下していく報酬が手に入ったとしても、次はそれ以上の報酬を目指さざるを得なくなり結果的に自分の首を絞めることになる 報酬を目的とすると、効率よく楽に目標を達成しようと考えてしまうため堅実で効率の良い作品づくりを始めてしまい、結果的に作品の質の低下につながることになる モチベーションに重要なのは内発的意欲内発的意欲は「利己的意欲」と「利他的意欲」がある 「利己的意欲」俳句を極める俳句の可能性を知りたい自然の美しさを言葉で表現する今よりも遥かに高い技術をつける選者も太刀打ちできない程の俳句を作る圧倒的な力の差で賞を取る知的好奇心木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-54977972765709613952024-01-04T20:34:00.001+09:002024-01-04T20:34:00.296+09:00作った俳句の単語を反対語にする 俳句を作ったときに、俳句で使われている語の、反対語でも俳句を作ってみると、普段とは違う視点の俳句ができることがある 秋の雲 空を広々 走り抜け このような俳句を作った場合「空を地に変えて、俳句を作ってみる」「広々を狭くに変えて、俳句を作ってみる」「走り抜けをとどまるに変えて、俳句を作ってみる」 同じ人間から出る言葉は、大概同じ言葉が多いだから、つい出てしまった語を、強制的に反対語にして使うことで普段とは違った発想の俳句が作れることがある 助詞を強制的に変える 梅に風が吹く このような文を軸に句を作っても、平凡でつまらない句しかできないだろうこういう時は、助詞を強制的に変えてしまおう 梅に風が ↑ ↑ この助詞を、他の助詞(て木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-6061522729000035362023-12-28T20:33:00.001+09:002023-12-28T20:33:00.265+09:00説明っぽい俳句を直す(単語の語順を変える) 空風が グランドの砂 舞い上げる これでは「何が 何を どうした」という、説明っぽい俳句となってしまうこのような俳句を直すときは、単語の語順を変えてみよう 「何が 何を」の部分を入れ替えてみる
空風が グランドの砂 舞い上げる
↓
グランドは 空風に砂 舞い上げて
単語の順番を変えることで、説明っぽさが消える
木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-24401363591262292952023-12-21T20:39:00.001+09:002023-12-21T20:39:00.380+09:00「とき」と「時」の使い分けは? 「とき」と「時」の表記の使い分けは、次のようになります 「とき」場面や状況などを表す場合に使う例:「ケガをしたときは~」「急ぐときは~」 「時」時間や時期などを表す場合に使う例:「今が買い時」「時の権力者」 それでも、どちらを使えばよいのか迷ったときは「~の場合」に置き換えられる場合は、「とき」だと覚えておきましょう 時間通りにこれないときは彼女が来たときは電話をするときはこれらはどれも「~の場合」に置き換えられるので、「とき」を使います 夕飯の時に来てください時は金なり昨日会った時は元気だったこれらはどれも「~の場合」に置き換えられないので、「時」を使います 俳句を作る際に、「~とき」を使うことは良くあります「とき」と「時」の表記の使い分け、木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-12003494086588632872023-12-14T20:52:00.001+09:002023-12-14T20:52:00.264+09:00「暖かい」「温かい」の違い 「暖かい」「温かい」の違いですが 「暖かい」は、気温や気候のさまを表す際に使われます「暖かい朝」「暖かい室内」 「温かい」は、物の温度や体温のさまを表す際に使われます「温かい食べ物」「温かい人柄」
木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-73821876820724810012023-12-07T20:06:00.001+09:002023-12-07T20:06:00.295+09:00抽象化という考え これはピカソの牛の絵左に行くほど具体化し、右に行くほど抽象化している具体化するほど精緻となり、描きあげるのに時間も必要で大変な作業だと、誰でも分かるただ一方で抽象化した絵を、ゼロから描こうとしたときに、あなたは簡単に描くことができるだろうか単純な、数本の線だけで、それが牛だと分かるように描くことは、おそらく具体化された絵よりも、かなり難しい作業になるはずだ ピカソン抽象化された牛は、一目ですぐに牛だと分かるが、線の位置が少しでもずれていたり、一本でも無かったりすれば、牛とは認識できなかったかもしれない抽象化された牛の絵は、極限まで無駄なものを省いて、決定的な牛の特徴だけを抽出している 俳句も同じで、対象物である季語の決定的な特徴を言葉で表現することが重要だ季語の多くの事象を、なるべくシンプルに「一つの語で説明する」こと桜が揺れること木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-55011636626968663032023-11-30T20:40:00.001+09:002023-11-30T20:40:00.279+09:00「樹影」と「樹陰」の違い 「樹影(じゅえい)」と「樹陰(じゅいん)」は、それぞれ意味が違います 「樹影」は、樹木が作るかげ(黒い像)を指しますが「樹陰」は、樹木のつくる日陰(光の当たらない場所)を指します ですので、俳句で「樹影」というと、「かげ」の像や形を注目した表現になり「樹陰」というと、樹にさえぎられて光が当たらない暗い部分に注目した表現となります 俳句を鑑賞するとき、俳句を作るときに覚えておきましょう
木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-28665487199915849972023-11-29T19:47:00.001+09:002023-11-29T19:47:47.844+09:00574 文語文法と口語文法の2つの表
文語文法と口語文法の2つの表です文語で俳句を作っているときに、この俳句は口語だとどうなるのだろう、と感じて口語の活用を確認したくなることがありますその逆もあると思いますわたしは暗記をしていないので、このときにインターネットで調べることになるのですが、これが意外と手間どりますですので、文語と口語の2つの活用表を用意しました同じように文語文法、口語文法の活用を確認したい方はご活用ください
木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-348404513006804552023-11-23T20:51:00.001+09:002023-11-23T20:51:00.283+09:00「上る」「登る」「昇る」の違い 「上る」「登る」「昇る」は、それぞれ意味が違います
意味
例文
上る
上へ行く
さかのぼる
階段を上る
川を上る
登る
高い場所に上がる
山に登る
昇る
高くあがる
太陽が現れる
天に昇る
日が昇る
木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-38485330410602362572023-11-20T21:52:00.004+09:002023-11-30T15:35:27.916+09:00フルーツポンチ村上さんの俳句公演の言葉フルーツポンチの村上健志さんの俳句のお話を聞きたかったので11月19日(日)に小松市で開催されていた「奥の細道トークショー」に行ってきましたプレバトや著書「フルーツポンチ村上健志の俳句修行」などで、卓越した俳句の才能を見せていますが、トークショーでは、それに裏打ちされた作り方の視点や、俳句の深い読みを聞くことができました話の内容にも著作権があるので、かってにここで全ては書けませんが「俳句は意味が分かるように書いたらダメ」と言った一言は、印象に残りました俳句を始めたばかりの人には、ぜひ心に留めておいてほしい言葉だと思いますこの意味をまだ分からない人も、いつか分かる時がきます俳句の本質をついていて、ただ、それゆえに俳句作りが難し部分でもありますトークショーに行けなかった方も、著書「フルーツポンチ村上健志の俳句修行」には示唆に富む言葉がちりばめられているので、必ず読まれると良いと思います「木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-79357588407635418642023-11-17T20:37:00.001+09:002023-11-20T21:52:20.327+09:00良かった本「シリーズ自句自解II ベスト100仁平勝」
「シリーズ自句自解II ベスト100仁平勝」仁平勝 (著)出版社 ふらんす堂自句自解の本はいろいろありますが、通常は俳句の背景が解説されているだけですがこの本は俳句の作り方や、ひとつの俳句でその言葉の選んだ背景なども書かれていて、とても勉強になります作品だけを読む解説を読んで背景を思い浮かべながら作品を読むあとがきの句作の方法論はどを読みながら作品を読むというように色々な読みかたができて、1冊で3冊の本を読んでいる楽しさがありました俳句をやられている人はわかると思いますが、散文で使うと誤用になりかねない上五の助詞の「の」この効果についても言及されていますいままで何百冊と教本は読みましたが、この「の」について言及している本はあっても、具体的な説明はないんですよね初めて「の」の効果を言語化して説明している本を読みました勉強になるので読んでみてください一般に出ている俳句の教本よりはるかに勉強木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-55803456558476585832023-11-16T20:48:00.004+09:002023-11-24T18:22:29.119+09:00「始める・始まる・始まり・始む・始め」違いについて 「始める・始まる・始まり・始む・始め」の意味の違いを表にしました「当たり前すぎて、そんな表はいらないよ」と思う人が多いかもしれませんが、本当に意味は分かっているでしょうか単語だけを見て、その単語の意味が言えるかどうか、今一度確認してみましょう俳句を見ていると、この言葉での誤用をよく見かけるので今回、表にしました
読み方
意味
始める
はじめる
物事を行いだす。
始まる
まじまる
物事が行われだす。
始まり
まじまり
物事の起こり。始まった時期。
始む
はじむ
(始めるの文木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-1615749262351616450.post-78484270344256995542023-11-10T21:22:00.009+09:002023-11-10T21:34:02.918+09:00おすすめの句集 「デルボーの人」
「デルボーの人」 仁平勝 (著)出版社 ふらんす堂句集で一気に最後まで読んだのは、この本が初めてですやさしい言葉を使っているのですが、うーんと唸らされるような使い方をしていますしどの句も、視点や発想が新鮮で、このような作り方があるのか、と驚かされます普通、句集というのは一句一句が独立しているのだけれど途中で俳句同士の繋がりというか、掛け合いのようなものがあったり章ごとのタイトルが、作品内で出てくるところが、とてもお洒落ですし最後まで読み終わったときに、ただただ凄いなとこのような句集の作り方があるのかと思いましたあと俳句全体からは、作者の優しさが感じられて、読んでいて心も温まりますよ俳句をやっている人は、読まれた方がいいと思います俳句をやっていない人にもお勧めできる本です
木幡 忠文http://www.blogger.com/profile/05333338848694195208noreply@blogger.com