350 俳句に必要な3つの事




俳句を続ける上で「忍耐」「勇気」「創造」の3つは必須と言えます



忍耐
おそらくどんな人でも、1年で良い俳句を作ることは難しいはずです
俳句は17音ですので、たまたま初めて作った句が良い句になることもあるかもしれませんが、それは偶然であって、連続することはないでしょう
俳句に限らず、どのような芸事も勉強も、最低は3年続けるべきだと思います
石の上にも3年というように、忍耐をもって続けましょう
そして、できることなら、3年の努力を1年で終わらす気持ちを持つことも大切かもしれません



勇気
俳句を始めたばかりの人に多いのですが
「自分の作品は良くない」と言って、作品を表に出さない人がいます
このようなことを聞くたびに思うのですが
表に出さないのでしたら、そもそも俳句を作る必要は無いのではないでしょうか?

日本は世界を見回しても、特異的に日記という文化が根付いています
もし俳句で日記を付けているのでしたら、わざわざ表に出すこともないとは思いますが
「自分の作品は良くない」と言うくらいですから
作品として俳句を作っているはずです
それであれば、表に出した方が良いと思います

初心者の俳句は、表現がまだ身についていなこともあり、注意をうけることは度々あるかもしれません
しかし、初心者には初心者にしかない、新鮮な目の付け所があります
これは表現の未熟さを補って余りある、大きな武器です

周りの非難など気にすることはありません
必ずどのような作品でも良いと言ってくれる人はいるはずです
表に出さなければ、自分の作品の良し悪しも分からないままです

勇気をもって作品を表に出しましょう




創造
俳句を作っていくうえで、皆と同じ作品ばかりを作るのはやめましょう
目標にする先生や先輩の句を真似て、勉強することは大切ですが
他人の俳句を真似ている以上、その俳句に近づくことはできても
それ以上になることは決してありません

先生や先輩を越えるためには
必ずどこかで、自分らしさを探さなければいけないときが来ます

自分にしかない視点
他人の人にはできない表現方法

そのようなものを常に考えて、磨きをかける必要があります
自分にしか作れないと思えるような、新しい作品を創造するように努力しましょう