俳句で使われる「しかな」とはどういう意味なのでしょうか?
■ 「しかな」の意味
しか‐な 《形動》 (「しがな」とも)
① ことば、方法などに窮するさま
② 貧窮するさま
③ 自己の動作に関する願望を表わす。…したいものだ。…したいなあ。
■ 「しかな」が使われる場面とは?
俳句では
ありしかな
なりしかな
ゆきしかな
をりしかな
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などの形で使われています
夢醒めて 冬日の藁(わら)で ありしかな
がたと榾(ほた) 崩れて夕べ なりしかな
七夕や 牛馬流れて ゆきしかな
■ 「しかな」の仕組み
「しかな」は、終助詞「しか」に感動の終助詞「な」の付いたものです
しか(終助詞)
…たいものだ。…たいなあ。
な(感動の終助詞)
(詠嘆)…なあ。…のだなあ。


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