2020年3月14日土曜日

291 出来事ではなく、具体的なことを詠みましょう




俳句では、出来事だけを詠んで終わっている句が往々にしてあり
その多くは失敗の句となっています

出来事だけを詠むというのは、こういうことです
例えば菫を詠むときに
菫がそこに咲いているという
ただ、その出来事だけを詠んでいるということです

これでは単なる報告に過ぎず
「詩」として成り立っていないことは
誰にでも分かります

それでも初心者のうちは、どのように詠んでよいのか分からず
このような句を量産してしまいます

このような出来事句、報告句を詠んでしまった場合
次の点を意識して直すと良いかもしれません


具体的に、どこに咲いているのかを詠む
この時に、ただ「公園に咲いている」「道端に咲いている」
といっても、やはり報告でしかなくなるので
もう一歩踏み込んで、その場所はどのような場所なのかを
新しい表現で書きます


菫が咲いている
  
公園に菫が咲いている(これでも報告なので、公園を新しい表現で書く)
  
風集う園に菫の咲きにけり


具体的に、どのように咲いていたのかを詠む
いつもの菫と違う、何に感動したのか
その感動した部分を書きます

菫が咲いている
  
今朝の雨はらわず菫咲にけり




「具体的」に詠む
一つのポイントになりますので、作るときに常に意識しましょう























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