おーいお茶に限らず、他の大会でも通用する、入選するコツを挙げてみます
全て真似はできなくても、一つでも多くを実行すれば、入選する確率は高まるでしょう
①
投稿できる上限の数だけ句を投稿すること
おーいお茶に投稿できる句は、一人最大六句です
ですので、必ず六句提出しましょう
自信のあるのが一句しかない、と思っても、必ず六句提出します
自分が良いと思う句と、選ぶ人が良いと思う句は違います
自信がないと思った句が入選することもありますので、六句提出することです
六句も作れない、と言う人もいると思いますが、何が何でも六句作って提出してください
一句しか提出しない場合と、六句提出した場合では、六倍入選する確率は高まるからです
②
少し多めに句を作る
一回の大会で、最大六句まで投稿できるのですが、できればもう少し多めに作りましょう
六句だけ作って、その六句を提出するのも良いのですが、それよりも
十句作って、その中の自信作の六句を選んだ方が良いでしょう
結局提出する俳句の数は同じなのですが、提出するまでに自分の中で一選考して
選ばれた六句の方が、入選する確率は高まるはずです
③
できれば、見直しの期間をおいた方が良い
おーいお茶俳句大会の応募期間は、11月から翌年の2月末までです
期間はかなり長くありますので、投稿する予定の俳句を見直しする期間を設けましょう
一度、投稿する予定の六句が決まったら、一カ月間その句を見ないで過ごしましょう
一カ月後に新しい気持ちで見直してみると、違和感を感じる部分が必ずあると思いますので
その部分を直して投稿するようにしましょう
俳句は、ベテランの人でも、自分の句を客観的に見ることが難しいといいます
誰でも、作ったばかりの句は、上手く作れたたように感じてしまうものです
ですから、一ヶ月くらい期間をおいて、他人の句を読むような気持で、句を見直してみましょう
すると、作ったばかりの時には気が付かなかった粗が、目につくようになります
自分が気づいた粗は、他の人にも気が付くはずですので、そのままにせず
必ず直して投稿するようにしましょう
④
分かりやすい俳句を作ろう
俳句というと、何やら小難しい言葉を使っているイメージがあるようです
そのため、初心者の中には、普段使わないような言葉を使って俳句を作る人がいるのですが
これはやめた方がよいでしょう
おそらく、他の人にも理解できない句を作ってしまうことになるでしょう
他の人に理解できないのですから、選ぶ人も理解できずに、入選から外れてしまうでしょう
小難しい言葉と感じるのは、漢字の使い方や、仮名の使い方が俳句は少し独特なところがあるため
俳句に慣れていない人は、小難しいように感じるだけです
実際に慣れてくると、小難しいことは何一つ言っていません
ですから、俳句は小難しいもの、という思い込みで
小難しい俳句を作るのはやめた方が無難です
なるべく分かりやすい俳句を作るように心がけましょう
⑤
ぱっと見た瞬間に、すぐに意味の分かる俳句を作ろう
「分かりやすい俳句を作ろう」で説明したことに通じます
おーいお茶俳句大会で集まってくる俳句の数は200万句です
400字詰めの原稿用紙に一行一句書くと、5万枚分になります
考えてみてください、もし貴方が選ぶ側の立場だとして
200万句の中から2千句の入選句を選ぶのだとしたら
おそらく、絶対条件として、一瞬で意味の分かる句を、選ばざるを得なくなるはずです
ですから
理屈っぽい句
頭で考えさせるような句
専門用語を使った句
理智に訴えかけるような句
このような句は、作った本人は満足できるのかもしれませんが
結果的には、ほとんどの人が理解できない句であることが多く
選ばれる確率はかなり低くなるのではないでしょうか
⑥年齢にあった句を作る
おーいお茶俳句大会では、年齢を記入する欄が設けてあります
(虚偽の年齢が発覚した時は、入選は取り消されます)
年齢を記入する以上、年齢に合った俳句を作った方が良いでしょう
小学生であれば、友達と遊んだこと、夏休みの宿題など
中高生であれば、受験や、初恋のこと
成年であれば、結婚や、子供のこと
など、それぞれの年齢ごとに、相応しい出来事があると思いますので
そのことについて、句を作った方が鑑賞した人の共感を得ると思います
大抵失敗するのは、過去を振り返った句を詠むことです
俳句では、過去のことも今現在、今目の前で起こっていることのように詠みますので
仮に40歳の人が、過去を振り返って初恋の句を詠んだとすると
その人が、今まさに初恋をしているよに取られてしまいます
これでは、たとえその句が良い句だったとしても、違和感しか感じません
もしどうしても、昔のことを思い出して句を作るのだとしたら
今の年齢でその体験をしても、不自然ではない題材を選びましょう
例えば、小学生の時に感動した体験
「満天の星空を見た」
「山で茸採りをした」
という題材を詠むのでしたら
40歳でも、80歳でも同じような体験はするはずですので、問題ないでしょう
詠んだ句が、いまの年齢に合っているのか、提出の前に確認をしたほうがよいでしょう


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