俳句は十七音しかないため、説明はできません
説明ができない故に、それを逆手にとって、説明をすべて省略します
思い切った省略は逆に、読み手の想像を刺激して
大きな世界を想像させたり、鮮やかに光景を浮かび上がることができます
いつも手が濡れて女の木の芽時
この俳句には、どういった「女」なのか、「女」がどうしたのか
場所はどこなのか、作者はどう感じたのか、などいっさい書かれていません
しかし、くわしい説明をされるよりも
このように、省略された俳句の方が、読み手にとっては
さまざまなイメージが広げられるのではないでしょうか
これが俳句の楽しさ、面白さの一つです
一度句を作ってみたら、見直しの過程で言葉を省略してみましょう
省略することで、逆に大きな景が広がることがあります
そのような俳句を作ることができれば、きっと周りからも良い評価を受けるでしょう


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