001 俳句のルールはたった2つ!


俳句というのは、自然や風景の中で感じたことを、五・七・五の十七音という、世界最短の詩で表現することです

多くの人が、川音を聞いて、心地よいと感じると思います
虹を見て綺麗だと感じます
広大な山を見て気持ちが晴れます
俳句のほとんどは、そのような自然を詠んでいます

ですから、周りにある自然に感動する心を持っていれば
誰にでも簡単に作れますし、鑑賞することができるのです


俳句は”難しい”というイメージがあるようです(自分も初めはそうでした)
しかし実際に始めて見ると、難しいことは一つもありません
俳句の基本的なルールも次の2つを守れば大丈夫です
① 季語(きご)を一つ入れる
② 五・七・五の十七音で詠む

ちなみに、季語(きご)というのは、季節を指す言葉です
季節を指す言葉、というと「春・夏・秋・冬」の他に、何があるだろう?と思うかもしれませんが
春夏秋冬のそれぞれの時期に良く見られる事物は、ほとんどの場合
季節を指す言葉(つまり季語)になっています

蝉は夏に見かけるので、「夏」の季語です
雪は冬に見かけるので、「冬」の季語です


つまり、いま目の前に見える自然をそのまま十七音で読めば、大抵は
① 季語(きご)を一つ入れる
② 五・七・五の十七音で詠む
の2つが満たされてしまうのです


俳句が気になるけれど、なかなか踏み出せない、という方もいると思います
「おーいお茶」の俳句大会では、4歳や5歳の子供も、俳句を応募して入選しています
日本語を使えれば誰でも作ることはできるはずです


「ジョンレノン」は、俳句を世界一美しい詩だと言いました
今では世界中で「俳句」が詠まれています

この俳句のある日本で生きている私たちは、世界中の誰よりも簡単に俳句の世界に飛び込むことができます
ですから「俳句が気になる」という方は、臆することなく、楽な気持ちで俳句を始めてはどうでしょうか