俳句の重要ルールは「季語」と「5・7・5」の2つ



俳句は、自然や風景の中で感じたことを
5・7・5の17音で表現する、世界最短の詩です

これが俳句の中で最も重要な2つのルールで、これを守れば誰でも俳句が作れます

つまり俳句を詠むというのは
① 季語(きご)を入れて、自然や風景を詠む
② 5・7・5の17音で詠む
ただこれだけのことです


スポーツや音楽などは様々なルールがあって、覚えるだけでも大変ですが
俳句はたった2つです
俳句は”難しい”というイメージがあると思いますが
このルールの少なさを見ても、そんなことはないことが分かります
実際に始めると、簡単すぎて驚くと思います


俳句は「自然や風景を詠む」と言いました
多くの人が、川を見て心地よいと感じると思います
虹を見て綺麗だと感じます
広大な夏山を見て気持ちが晴れます
俳句では、このような自然を詠んだ作品が沢山あります

また、豆まきやクリスマスに参加した
鯛(たい)や蕗(ふき)などの旬のものを食べた
このような季節に関わる作品も沢山あります

ですから、周りにある自然や景色に感動する心を持っていれば、誰にでも俳句は作れます
季節の行事に参加すればそれが俳句の題材になります
普段の食べ物も俳句の題材になります


季語(きご)を入れて「自然や風景を詠む」とは
自然や行事、普段の食べ物を題材にして俳句を作るときには、季語(きご)を入れます
季語(きご)というのは、季節を指す言葉です
先ほどの話でいうと
「(春・夏・秋・冬の)川」が季語です
「虹」、「夏山」、「豆まき」、「クリスマス」、「鯛(たい)」、「蕗(ふき)」が季語です

いま目の前に見える自然、行事、普段の食べ物をそのまま俳句にすれば、大抵は
季語が入ってしまうということです
「季語は何だろう」「どんな季語を入れないといけないのだろう」と身構える必要はなく
そのまま詠みたい風景を、感動した風景を詠めばよいのです
どうでしょうか、少し気が楽になったのではないでしょうか?



「5・7・5の17音で詠む」について
「5・7・5の17音」というのは、それほど難しくありません

芭蕉の句で見てみましょう

古池や蛙飛びこむ水の音
ふるいけや/かわずとびこむ/みずのおと
 5音     7音      5音

このように、声に出して「ふるいけや/かわずとびこむ/みずのおと」と読んだときに
5・7・5の17音となっていれば良いということです

「古池や蛙飛びこむ水の音」を文字で書くと11文字です
「5字・7字・5字」で書くのではありません
声に出して「5音・7音・5音」の合計17音ということです



俳句は気になっていたけれど、なかなか踏み出せなかった
そんな方もいたと思いますが、記事を読んでいただいたように
難しいことは何もありません

いま「俳句」は世界中で詠まれていますが
外国人が日本語で俳句を作るのは、かなり大変だと思います
わたしたちはすでに日本語を話せるので、世界中の誰よりも簡単に俳句の世界に飛び込むことができます

「ジョンレノン」は、俳句を世界一美しい詩だと言いました
このような美しい詩が身近にあって、世界中の誰よりも作りやすい位置にいるわけですから
「俳句が気になっていた」という方は、これを機にぜひ俳句を始めて見てください






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