010 俳句の音数はどのように数えるの?

前回

このとき、芭蕉の俳句を「5音・7音・5音」というように
声に出した音数で数えることを説明しました


古池や蛙飛びこむ水の音
ふるいけや/かわずとびこむ/みずのおと
 5音     7音      5音


「5音・7音・5音」は普通に読めば間違えることはないのですが
次の文字は、初心者が間違えやすい数え方でもあるので、説明しておきます

小さな「ゃ・ゅ・ょ・っ」
「ん」や「ー」
などの数え方です
これらは何音で詠むのか分かりますか?


小さな「ゃ・ゅ・ょ」は、 0音です
小さな「っ」は、     1音です
「ん」「ー」は、     1音です

ここを間違えると「5音・7音・5音」が崩れてしまうので注意してください


単語を例に音数を数えてみましょう
じゃこ
じゃ・こ
2音
ジュース
ジュ・ー・ス
3音
しょうゆ
しょ・う・ゆ
3音
きって
き・っ・て
3音
マンゴー
マ・ン・ゴ・ー
4音
ビール
ビ・ー・ル
3音
このようになります


音数を覚える方法として、必ず挙げられる単語に「チューリップ」があります
チューリップは、小さな「ゅ」と「っ」の他に、長音の「ー」の全てが入っているからです
音数は5音です
1音ずつ分けると、次のようになります
チュ・ー・リ・ッ・プ

「チューリップは5音」

慣れるまでは、このことを思い出しながら音数を確認すると、間違えがなくなると思います





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