日本には四季を感じさせる美しい言葉があります。俳句の世界では「季語」という名前で親しまれています。
ここでは、季語の一つ「霞」と、「霞」に関連する語(子季語)を紹介します。
歳時記にも子季語は紹介されてはいるのですが、言葉の意味までは書かれていないことがあります。
それぞれの言葉の微妙な違いを知ることで、句作の表現の幅が広がるはずです。
霞【かすみ】 |
空気中に浮かんでいるさまざまな細かい粒子のため、遠くがはっきり見えない現象。また、霧や煙が薄い帯のように見える現象 |
春霞(はるがすみ) |
春の季節に立つかすみ |
朝霞(あさがすみ) |
朝に立つ霞 |
夕霞(ゆうがすみ) |
夕暮れに立つ霞 |
遠霞(とおがすみ) |
遠くにある霞 |
薄霞(うすがすみ) |
薄くかかった霞 |
棚霞(たながすみ) |
霞がたなのようになっているさま |
霞む(かすむ) |
かすみがかかること |
草霞む(くさかすむ) |
草原が霞(かすみ)でかすんで見えること |
霞の海(かすみのうみ) |
霞のかかっている海。または霞を海にみなしていう語 |
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