149 俳句 助動詞「やうなり」の意味と接続



やうなり  (やうなら・やうなり(やうに)・やうなり・やうなる・やうなれ・〇)  ナリ活用


■意味
①〔比況〕まるで…である。…みたいである。…のようだ。
②〔例示〕(たとえば)…のようだ。…のようだ。
③〔状態〕…の状態にある。…のようすである。
④〔願望・意図〕…ように。▽「…やうに」の形で用いて。
⑤〔不確かな断定・婉曲(えんきよく)〕…ようだ。



■接続
連体形、助詞「の」「が」に接続



■例句
月はあれど留守のやうなり須磨の夏

留守のやうなり(留守のようである)