俳句作りでは音を意識しよう

 
 
俳句を作るとき
五・七・五のそれぞれの最初(最後)を、母音で合わせるか、ア行カ行などの行で合わせると
リズムや響きの良い俳句が作れることがある
 
 
例句で見てみよう
 

 

陽花の に女を づねけり

↓    ↓    ↓

あ段   あ段   あ段

 

 

美し 緑走れ 夏料

↓    ↓   ↓

い段   い段  い段

 

 

んぽぽや 江濁る こしなへ

↓     ↓    ↓

タ行    タ行   タ行

 

 
 
このように同じ音が規則正しく繰り返されることで、鑑賞者は「何となく気持ちの良い句だな」と思う
このような方法は俳句に限らず、詩において多く用いられる
 
どちらの単語を使ったほうがリズムは良いだろうか?と迷ったときは
この音を参考に選んでもいいだろう
 
ちなみに、五・七・五の句頭を、同音でそろえることを頭韻という
五・七・五の句末を、同音でそろえることを脚韻という