480 「何を・どうしたら・どうなった」 から俳句にする

 

 

説明文のひとつ

「何を  どうしたら  どうなった」

を少し手直しするだけで、俳句になります

 

 

このブログを読んでいる人も、一緒にやってみましょう

 

 

まず、「何を どうしたら どうなった」の一文を書きます

例えばこんな感じ

 

① ナデシコを  摘んで手に持ったら  そこに風が遊びにきた

② 金木犀を   持ち帰ったら     手に香りが残った

 

 

 

書けたら、先頭の語順を変えます

 

① 「ナデシコを」←交換→「摘んで手に持ったら」 そこに風が遊びにきた

② 「金木犀を」 ←交換→「持ち帰ったら」    手に香りが残った

 

 

 

次のようになります

 

① 摘んで手に持ったら  ナデシコを  そこに風が遊びにきた

② 持ち帰ったら     金木犀を   手に香りが残った

 

 

 

あとは五・七・五の音数に整えるだけ

 

 

① 摘みて持つ ナデシコに風 遊び来て

② 持ち帰る 金木犀や 手に香り

 

 

 

簡単に俳句になりました

 

 

 

この形で作られている名句を紹介します

 

鶏頭を 火に投げたら 根ごと立ち上がった

 

「鶏頭を」←交換→「火に投げたら」 根ごと立ち上がった

 

火に投げたら 鶏頭 根ごと立ち上がった

 

「火に投げし 鶏頭根ごと 立ち上がる」

 

 

 

いきなり俳句の完成を目指すのは至難の業

ただ、今のように手順を踏めば、簡単に俳句になります

 

俳句作りに慣れていない人は、参考になさってください