手直しした俳句は、その途中経過の句も捨てないこと
ひとつの俳句を作るとき、作る経過の中で、どの単語を使おうかと悩みます
そして、あれこれ単語を入れ替えると思います
中には、助詞のたった一文字を「は」にしようか「を」にしようかと迷う時もあります
このように悩んだ俳句は、すべて書き残しておくことを勧めます
最終的に決定する句は1つしかないのですが
その時に、決定した一句だけを残して、残りを捨ててしまうのは絶対に駄目です
1年後、2年後に、今よりも確実にに実力がついた時点で見直すと
当時決定した一句ではなく、悩んでいる途中の句がいいと思う時もあるからです
また、選ばなかった句の一部を直すことで、劇的に良くなることもあるからです
当時は”こういう助詞の使い方は駄目かな?”と思って捨てていた句が
経験豊かになった2~3年後に見直したとき
驚くほど新鮮な助詞の使い方であることに、驚くこともあります
ですから手直しした句は、途中経過も全て残しておくことを勧めます
俳句を手直ししている最中は、どうしても客観的に自分の作品を見ることができません
その客観的に見れない判断力の下で、一句だけを選んで、他を捨ててしまうのは
絶対にしてはいけないと思います
俳句を何十分もかけて手直ししている最中は
あなたの貴重な時間をそこに費やしています
あなたの命を削って俳句を手直ししています
そう考えると、手直ししている句も全て残してあげなければ
そのときの自分に申し訳ないと思います
その時に、最終の一句に選ばれなかった他の句は
実力がついた、2~3年後の自分に信頼して託しましょう
絶対に、今の自分には思いもつかなかった手直しを
2~3年後の自分がしてくれるはずです
まとめ
手直しをした句は、その途中経過も絶対に捨てないこと
これは、鉄則です


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