説明っぽい俳句を直す(切れを入れる)

 
 
寒梅の 幹の穴抜け ゆきし風
 
説明っぽい俳句である
本来は季語の「寒梅」を詠もうとしていたはずが、一続きの句となり、最後の「風」が主になってしまっていることも問題だ
 
このような俳句を直すときは、まず季語の「寒梅」を切って、「寒梅」を主役にしよう
 
「寒梅」で切る

寒梅の 幹の穴抜け ゆきし風

   ↓

寒梅や 幹の穴抜け ゆきし風

 
 
ただ、これではまだ「寒梅」と「風」が主役となっているので、中七・下五を直す

寒梅や 幹の穴抜け ゆきし風

   ↓

寒梅や 風の抜け行く 幹の穴

 
 
 
単語の順番を変えることで、説明っぽさが消える
 
 
 

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