助詞の「が」か「を」は、省略しやすい

 
 
俳句で一音を省略したい場合は、助詞の「が」「を」を省略できないか確認しよう
 
助詞は「が、を、の、に、へ、と、より」など色々あるが
「が」「を」は省略しても意味は通じることが多い
 
例を見てみよう
 
飛ばず  →  鳥飛ばず
暮れる  →  浜暮れる
飲む   →  水飲む
渡る   →  道渡る
 
一方で、その他の助詞「の、に、へ、と、より」などを省略すると、意味が分からなくなることが多い
 
学校話      →  学校話
もぐる     →  水もぐる
ロッカー入れる  →  ロッカー入れる
似る      →  鳥似る
より降りる    →  馬降りる
 
意味が分からないばかりか
場合によっては、違う意味にとられてしまうことがある
 
 
助詞の「が」「を」は省略しても意味が通じることがある
俳句で一音を省略したい場合、まずは、助詞の「が」「を」を削ることができないか、確認してみよう
 
 

ただ、この助詞の省略
下五で無理に行うと、表現が稚拙になる可能性がある
下五で行う場合は、慎重に行った方がいい