俳句は常に新しいことを詠むこと

 

俳句では、常に新しいことを詠むべきだと思います

新しいには、新奇と新鮮さの2つがありますが

追い求めるべきは、新奇さではなく新鮮さです

 

新奇さは、目新しく物珍しいさま

新鮮さは、今までにない新しさが感じられるさま

 

芭蕉が俳句で目指していたのも、新鮮さです

 

 

 

吟行でよく見かけるのは、新奇さの俳句です

見たことのない珍しいものを発見してしまうと、それを詠みたくなってしまうのです

ただ、そのような俳句は失敗します

読者が見たこともない珍しいものを俳句にしても、読者の頭にイメージが結びません

また、頑張って伝えようとするあまり、結局は報告俳句になってしまうのです

 

 

新しい俳句を作りたい

そう思う人は多いはずです

ただこのときに追及するのは、新奇さではなく新鮮さです

間違わないようにしましょう