536 「芒」の季語と子季語

 

季語の一つ「」と、「」に関連する語(子季語)を紹介します。

歳時記にも子季語は紹介されてはいるのですが、言葉の意味までは書かれていないことがあります。

それぞれの言葉の微妙な違いを知ることで、句作の表現の幅が広がるはずです。




芒【すすき】

イネ科の多年草。山野に群生し、高さ約1.5メートル。秋、茎の頂に十数本の枝を出し、黄褐色から紫褐色の大きい花穂をつける。秋の七草の一
薄(すすき) ススキの別称
尾花(おばな) ススキの別称。馬などの尾に似ているところから
花芒(はなすすき) 秋日、黄褐色の尾花を穂状につけ、最後に白くなって飛び散る
鬼芒(おにすすき) ススキの種類の一つ
糸芒(いとすすき) イネ科のススキの変種
十寸穂の芒
(ますほのすすき)
真赭(まそほ)は穂が赤みを帯びて輝いているという意