534 「蛍」の季語と子季語

 

季語の一つ「」と、「」に関連する語(子季語)を紹介します。

歳時記にも子季語は紹介されてはいるのですが、言葉の意味までは書かれていないことがあります。

それぞれの言葉の微妙な違いを知ることで、句作の表現の幅が広がるはずです。

 

 

蛍【ほたる】

甲虫目ホタル科の昆虫の総称。ゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタルなど。一般に体は楕円形で軟弱、全体に黒色で胸の部分が赤い。腹部に発光器をもち、暗い所では青白い光を放つことで知られる

初蛍(はつぼたる)

その年初めて見られる蛍

蛍火(ほたるび)

蛍の出す光。また、そのようなわずかに残った火

源氏蛍(げんじぼたる)

ほたるの一種で、大形のもの。体長約一五ミリ。成虫ばかりでなく、さなぎも幼虫も卵も光る。幼虫は清流に住み、巻貝を食べる

夕蛍(ゆうぼたる)

夕方から光だす蛍

蛍合戦(ほたるがっせん)

交尾のために多くの蛍が入り乱れて飛ぶこと

 

 


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