俳句では「・・・だから」という表現は控えた方が良いと言われる
○○ だから △△ した
という形だ
「だから俳句」などとも言われるが、このようなものは俳句というよりも、ただの説明や報告となってしまう
ただ、さすがに俳句の中で「・・・だから」という直接的な表現を使う人はいない
多くは、助詞の意味が「・・・だから」になっている句だ
早朝に桜は光り輝きぬ
↓↓↓
早朝(だから)、桜は光り輝いていた
台風に一家総出で非難した
↓↓↓
台風(だから)、一家総出で非難した
このような感じ
作者は意識して「だから」を避けているのだろうけれど、簡単に助詞が「だから」に変換されてしまう
日本では昔から文章を提出するときに、「○○ だから △△ した」というように、理屈の通るように書きなさいと言われ続けてきたから、俳句を作るときも同じように作ってしまうのかもしれない
句を作ったら、助詞が「だから」に置き換わらないか、確認する癖をもったほうが良い
もし「だから」に置き換わる句を作ってしまったら、視点を変えてみると良い
「早朝だから、桜は光っていた」ではなく
「早朝の桜は、○○のように光っていた」
「早朝の光る桜は○○だ」
という視点で詠んでみる
「台風だから、一家総出で非難した」ではなく
「台風にあおられながら、一家総出で非難した」
「台風の音に怯えながら、非難した」
という視点で詠んでみる


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