1万時間の法則というのを聞いたことがある人は多いと思う
「スキルを習得するために、人間は1万時間必要だ」という法則で、エリクソン教授が唱えたもの
ただ、この1万時間は、その道のプロたちが練習に費やした時間の平均
25000時間以上練習した人もいれば、1万時間よりも遥かに少ない時間で究めた人もいる
その平均が1万時間ということ
教授はこのように言っている
いくら平均が1万時間だとはいえ、1万時間で機械的に同じことをくりかえしても何も得られない
目標に近づくよう修正を重ね、時間当たりの『質』を高めなければいけない
一流と呼ばれる人々の練習には一つの共通点があり、みな『質』が高い
では、質を高めるにはどのようにすればよいのだろうか
方法としては、次の4つを実践することが重要
① 一つ一つの練習に目標を持つ
②自分の間違いをフィードバックし、学習に生かす
③スキルを身につけるために必要な下位のスキルを特定する
④学習したものを発信する
具体的に見ていきたい
①
一つ一つの練習に目標を持つ
学習において目標を持っている人は多いだろうけれど、一流と呼ばれる人たちは具体的かつ困難な目標を設定している
また、一つ一つの学習に対しても目標が与えられおり、目標を達成しながら確実に成長していく特徴がある
②
自分の間違いをフィードバックし、学習に生かす
自分の学習に間違いがないか、自分自身で知ることは容易ではない
なので、自分の学習に間違いが無いかを確認できるようなグループに入った方が良い
句会への参加でもいいし、結社への入会でもいい、同じ志を持ったグループの中に入ろう
グループが見つからない場合は、お金を払ってメンターを探してもいい
自分の間違いにいち早く気が付き、今後の学習に役立てるのだ
初学者に多いのだが、自分の句の問題点や、勉強方法の間違いなどを指摘されると、「何もわかってくれない」とふてくされる人がいる
当然、指摘している人の意見が間違っていると思うのだから、自分の学習を改善する気はない
このような態度をとっていると、いつまでたっても能力は伸びないだろう
③
スキルを身につけるために必要な下位のスキルを特定する
スキルを身につけるために必要な下位のスキルを特定すること
具体的な目標を作ると、必然的にそれを達成するために習得しなければならない、重要なサブスキルが明確になる
当然、個々のサブスキルは、さらなるサブサブスキルにブレークダウンすることもできる
それらのサブサブスキルに個別に集中して取り組むことで、目標にいち早くたどり着くことができるだろう
④
学習したものを発信する
仲間とディスカッションした場合の記憶の定着率は50%
ドリルやテストなどで反復練習をこなした場合の記憶の定着率は75%
第三者に教えた場合の記憶の定着率は90%
発信することで、自分の頭の中に情報を定着させよう
「6歳児に説明できなければ理解してるとは言えない」
学習したものを咀嚼して、なるべく分かりやすく説明しよう
現代では、SNSに発信するのも良い方法だ
SNSで発信すると、多くの人の目に触れる
誤った情報や不確かな情報の場合は叩かれることもあるだろう
叩かれないためには、しっかりと調べて、分かりやすく解説できなければいけない
人に教えることで、より自分の理解力が増えるだろう


↑クリックすると、ランキング投票になります
よろしくお願いします!