485 「何が・何を・どうした」から俳句にする

 

動物を見ていてハッとしたことがあると思います

これを簡単に俳句にする手順を紹介します


まず、ハッとした瞬間を

「何(動物)が 何を どうした」

という説明文で書き出しましょう

(このブログを読んでいる人も、一緒にやってみましょう)

 

 

例えばこんな感じ

 

① 鶯が   梅の蕾を  落とし行く

② 蟷螂が  鎌の刃先を  舐めている

 

 

作れたら、後ろの語順を変えます

 

 

① 鶯が   梅の蕾を ←交換→ 落とし行く

② 蟷螂が  鎌の刃先を ←交換→ 舐めてい

 

 

次のようになります

 

 

① 鶯が   落とし行く  梅の蕾を

② 蟷螂が  舐めている  鎌の刃先

 

 

あとは五・七・五の音数に整えるだけ

 

 

① 鶯の 落としてゆきし 梅の雷(らい)

② 蟷螂が 舐めし己(おのれ)の 鎌の先

 

 

 

簡単に俳句になります

 

 

 

この形で作られている名句もあります

 

色鳥が  羽根を一枚  残していった

 

色鳥が  「羽根を一枚」←交換→「残していった」

 

色鳥が  残していった  羽根を一枚

 

「色鳥が 残してゆきし 羽根一つ」

 

 

 

 

いきなり俳句の完成を目指すのは至難の業

ただ、今のように手順を踏めば、簡単に俳句になります

 

俳句作りに慣れていない人は、参考になさってください