まずは
「何が(を) どうした」 + (けれど予想外に)「どうだった」
という説明文を、穴埋めしてみましょう
例えばこんな感じ
① 「薄氷を 踏んでみた」 + 「硬かった」
② 「新樹光への陽が かげった」 + 「まだ眩しかった」
一文が作れたら、先頭の語順を変えます
① 「薄氷を ←交換→ 踏んでみた」 + 「硬かった」
② 「新樹光への陽が ←交換→ かげった」 + 「まだ眩しかった」
次のようになります
① 「踏んでみた 薄氷を」 + 「硬かった」
② 「かげった 新樹光への陽が」 + 「まだ眩しかった」
最後に、五・七・五に音数を整えます
① 踏みつける 薄氷のいと 硬きこと
② かげりたる 新樹光とて 眩しけり
簡単に俳句になりました
同じ作り方をした名句があります
「何が(を) どうした」 + (けれど予想外に)「どうだった」
「猪が 内臓をぬかれた」 + 「重かった」
語順を変える
「猪が←交換→内臓をぬかれた」 + 「重かった」
「内臓をぬかれた 猪が」 + 「重かった」
五・七・五に音数を整える
「内臓(わた)ぬかれ たる猪の なほ重し」
いきなり俳句の完成を目指すのは至難の業
ただ、今のように手順を踏めば、簡単に俳句になります
俳句作りに慣れていない人は、参考になさってください


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