489 予想外だった自然現象を俳句にしてみよう 

 

自然現象で予想外だったこと、驚いたことを俳句にしてみましょう


まずは

「何が(を) どうした」 + (けれど予想外に)「どうだった」

という説明文を、穴埋めしてみましょう

 

 

例えばこんな感じ

 

① 「薄氷を  踏んでみた」  + 「硬かった」

② 「新樹光への陽が  かげった」  + 「まだ眩しかった」

 

 

一文が作れたら、先頭の語順を変えます

 

 

① 「薄氷を ←交換→ 踏んでみた」 + 「硬かった」

② 「新樹光への陽が ←交換→ かげった」 + 「まだ眩しかった」

 

 

次のようになります

 

 

① 「踏んでみた 薄氷を」 + 「硬かった」

② 「かげった 新樹光への陽が」 + 「まだ眩しかった」

 

 

 

最後に、五・七・五に音数を整えます

 

① 踏みつける 薄氷のいと 硬きこと

② かげりたる 新樹光とて 眩しけり

 

 

簡単に俳句になりました

 

 

 

 

 

同じ作り方をした名句があります

 

「何が(を) どうした」 + (けれど予想外に)「どうだった」

「猪が  内臓をぬかれた」 + 「重かった」

 

語順を変える

「猪が←交換→内臓をぬかれた」 + 「重かった」

 

「内臓をぬかれた 猪が」 + 「重かった」

 

五・七・五に音数を整える

「内臓(わた)ぬかれ たる猪の なほ重し」

 

 

 

いきなり俳句の完成を目指すのは至難の業

ただ、今のように手順を踏めば、簡単に俳句になります

 

俳句作りに慣れていない人は、参考になさってください