説明文のひとつ
「何が どうした どのように」
を少し手直しするだけで、俳句になります
このブログを読んでいる人も、一緒にやってみましょう
まず、「何が どうした」 の一文を書きます
例えばこんな感じ
① 鶴が 鳴いている
② カエルが 飛んだ
③ 鮭が 跳ねた
作れたら、「どのように」を加えます
このとき、「寂しそうに」といった感情的なことではなく、具体的な体の動きを書いてみましょう
① 鶴が 鳴いている + 「空を仰ぎながら」
② カエルが 飛んだ + 「体を伸ばしながら」
③ 鮭が 跳ねた + 「尾びれを大きく曲げて」
書けたら、後半の語順を変えます
① 鶴が 鳴いている←交換→「空を仰ぎながら」
② カエルが 飛んだ ←交換→「体を伸ばしながら」
③ 鮭が 跳ねた ←交換→「尾びれを大きく曲げて」
こうなります
① 鶴が 「空を仰ぎながら」 鳴いている
② カエルが 「体を伸ばしながら」 飛んだ
③ 鮭が 「尾びれを大きく曲げて」 跳ねた
最後に、五・七・五の音数に整えます
① タンチョウが 空仰ぎつつ 鳴きにけり
② アマガエル 体伸ばして 一つ飛ぶ
③ 鮭がヒレ 大きく曲げて 跳ねにけり
簡単に俳句になりました
この形で作られている名句を紹介します
ヒヨドリが 鳴いた + 「口を大きくさせながら」
ヒヨドリが 鳴いた ←交換→ 「口を大きくさせながら」
ヒヨドリが 「口を大きくさせながら」 鳴いた
「ヒヨドリの 大きな口に 鳴きにけり」
いきなり俳句の完成を目指すのは至難の業
ただ、今のように手順を踏めば、簡単に俳句になります
俳句作りに慣れていない人は、参考になさってください


↑クリックすると、ランキング投票になります
よろしくお願いします!