457 「秋」の季語と子季語について

 

秋の季語には、白秋や白帝などの子季語があります

「秋」が、なぜそのように呼ばれているのか、意味を紹介します

  

秋、白秋、白帝、素秋、高秋、商秋、金秋、凛秋、爽節、収成、三秋、九秋

 

 

秋(あき)

夏の次の季節。立秋から立冬の前日まで。わが国では俗に九・十・十一の三か月

  

白秋(はくしゅう)

五行説において、秋の色は「白」であることから、「秋」の異称が「白秋」となった

 

白帝(はくてい)

五行説で、白を西・秋にあてるところから。西方の神。秋をつかさどる神

 

素秋(そしゅう)

秋のこと。「素」は白の意。五行説で白色を秋に配するところから

 

高秋(こうしゅう)

秋は晴れ渡って空の高く見えることから

 

商秋(しょうしゅう)

中国の音楽で使われる階名は、五音 (ごいん) の 宮(きゅう)、商(しょう)、 角(かく)、 徴(ち)、 羽(う)からなるが、「商」は四季では秋にあたる

 

金秋(きんしゅう)

五行 (古代中国に端を発する自然哲学の思想) 。万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなり、金が季節では秋にあたるところから

 

凛秋(りんしゅう)

秋のこと。「凜」は、字義として「寒い、すずしい」という意味がある。

 

爽節(そうせつ)

秋のこと。空気が澄明で気持ちの季節のこと

 

収成(しゅうせい)

秋のこと。秋の取り入れ。秋の収穫の意味がある

 

三秋(さんしゅう)

秋季の3か月

 

九秋(きゅうしゅう)

秋の90日間のこと