379 芭蕉はどれくらい、俳句を作ってたの



芭蕉は、50年の生涯で1,100句程の俳句を残しています
初めての句として残っているのが19歳の時ですので、31年間で1,100句を作ったことになります
およそ1年間で37句くらいのペースです


1年間で37句というのは、人によっては、少ないと感じる人もいると思いますが
これは時代背景もあると思われます


芭蕉のころは紙が貴重で、作品をどんどん紙に書き綴っては捨てる
という作り方はできなかったのだと思います


芭蕉の名言に「舌頭に千転せよ」があります
芭蕉は句調を整えるために「舌頭に千転せよ」(何度も何度も口ずさみなさい)ということを言っています
おそらく1句を完成させる際には、何百、何千と口の中で推敲して、その中で一番良いものを残したのだと思います

作品として残っているものは1,100句ですが、実際に作った数は何倍もあったのだと思います