吟行(ぎんこう)とは、俳句を作るために外に出かけることをいいます
家の近くを一回りするだけでも立派な吟行です
見慣れた場所でも新しい所に来たような新鮮な感じを得られますし
一つの場所に留まって周りをよく見ると、今まで知らなかった発見を見つけられます
この時の感動を俳句に入れると、良い俳句ができるでしょう
吟行を行っていると、直感的なひらめきや、表現のアイデアが
ぱっと生まれるときがあります
何回か吟行に行ったことのある人は、「分かる!」と思うはずです
このひらめきやアイデアも、吟行を行うメリットと言えます
人間の脳にはセロトニンと呼ばれる物質があり、直感やひらめきに関与しています
セロトニンは、太陽光を浴びたり散歩などの運動で多く分泌されることが知られています
ですから、吟行で外に出ること自体が、面白い俳句を作ることにも繋がりやすいと言えるのです
昔の先輩方はこのような効能を何となく分かっていたのでしょう
そのため、今でも「吟行は俳句作りに必要なもの」というように伝え続けられているのだと思います
外で作った俳句の断片は、最終的に部屋で仕上げることになると思います
俳句を何度も推敲する作業は、集中力が必要で、ストレスもたまります
長い時間部屋にこもって作業をした時は、気分転換にもう一度、近所を吟行するのも良いでしょう
先ほどのセロトニンは、ストレスを除去する作用も持っているため、適度なリフレッシュ効果が得られます
また、部屋で何度推敲しても上手くいかなかったのに、外に出ることで、ぱっと良い表現がひらめくことがあります


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