どういう俳句が入選するのか、ですが
これは誰も分かりません
その時代の流れがあるのだと思います
わたしは、多くの俳句大会に応募するようにしています
一席に選ばれれば選者の評価も聞けますが、そうでなければ「なぜ落ちたのか」「なぜ佳作だったのか」というのは、まったく分かりません
入選する句とならない句で何が違うかを考えてみても、たまたまそこにフィットしたか、しなかったかという要素が大きく、作品の良し悪しの問題ではないように思うのです
選者の好きな傾向、寄せられた俳句のジャンル、応募された句が読まれた順番など、いろいろな要素が絡み合って入選作品が決まるのだと思います
ですから、同じ選者でも、もし違う日に作品を選んでいれば、別の結果になったかもしれないと思うのです
ヒット曲が生まれるプロセスも同じではないでしょうか
時代のいろいろな感性にフィットするかどうか、たまたまプロモションで世に出ることができたか、など、いろいろな要素があって、その時代のヒット曲が生まれるものだと思います
５０年前のヒット曲をいま売ったら、同じようにヒットするのか？と考えると、おそらく１００曲に１曲くらいしかヒットしないのではないでしょうか
ここで言いたいのは
「何が入選するのか分からないのなら、頑張ったってしょうがない」と思うのではないく
「何が入選するのか分からないからこそ、いろんなチャンスに賭け続ける。いろいろな大会に応募する」のです
一発ドンと賭けて、それが入選しなかったら終わりです、自分は才能がないのだ、という発想ではなく
大会を含めた色々な場に出し続ける、そして、それをやり続けられる体制を整えるということが大切なのではないでしょうか