396 多作であるためにはアイデアが必要



俳句は多作が重要であるのだけれど、多作であるためにはアイデアが豊富でなければなりません同じ作品ばかり作り続けている俳人は絶対に飽きられます
最初は目新しさもあって、評も入るかもしれませんが、同じ傾向の俳句ばかりを作っていては、いつしか飽きられるでしょう

そういう意味では、常に表現したいことが山ほどあるような俳人でないと大量の作品は生まれないともいえます
多作をするためにも、こんなことを表現したい、あんな表現もしてみたい、というものをどんどん出すべきです
アイデアが出れば出るほど、それが多作につながるはずです
「伝統俳句を続けるべき」という向きが、俳句界には少なからずあります
俳句の基本を勉強する際は確かに必要ですが、表現方法までそのような制約はするべきではないと思います

表現さえも狭い範囲で行えと言ったら、新しい表現の芽までもつぶしてしまうことになるからです

初心者の方は、新しい表現を自由に取り入れて、どんどん作品を作るべきだと思います