辞書を使って、次の句を旧仮名に変えてみましょう
川風に 沿いし夏蝶 昼日中
やり方は簡単です
句の中の、それぞれの単語を調べるだけです
(実際には平仮名の所だけで良いので、「沿い」だけでもよいです)
辞書で単語を調べると、新仮名と旧仮名が違う場合、旧仮名の表記がカタカナで表示されています
電子辞書でも、紙の辞書でも表示されています
表示されていなければ、新仮名も旧仮名も同じと言うことです
赤丸(○)の所に、「ソフ」とありますよね?
これが旧仮名の表記です
紙の辞書も同じです「ソフ」と書いてあるのが旧仮名の表記です
右の「そう:疎雨」には、カタカナ表記が無いので、「疎雨」を平仮名で書くときは、新仮名も旧仮名も「そう」となります
ちなみに、「沿い」を辞書で調べるときは「沿う(終止形)」で調べますよね?なので、画像も「沿う」となっています
調べた結果
「沿う(そう)」は、旧仮名では「沿ふ(そふ)」だと分かりました
俳句では
「沿い(そい)」を使っているので、母音も同じく「い」に変えて「沿ひ(そひ)」とします
つまり
新仮名を旧仮名に直すと、次のようになります
川風に 沿いし夏蝶 昼日中(新仮名)
川風に 沿ひし夏蝶 昼日中(旧仮名)
どうでしたか?慣れないうちは、手間取ると思いますが
何回か辞書を引くと、スムーズに直せるようになるはずです


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