通常、外国では「満開の桜」が素晴らしいと評されます
1分咲きや2分咲きの桜は評価されませんし、ましてや、散る桜など誰も興味を示しません
日本人の場合、満開になるまでの期間の小さな蕾を美しいと感じます
散る様の儚さをも美しいと感じます
このような感性は、とても「日本人らしさ」を表していると言えます
現在、俳句は世界中に広がり続けています
この俳句の転換期に、わたしたちは「日本人らしさ」を俳句で表現したいものです
つまり、外国では見向きもされない美しさを、俳句の中でもっと詠み込んで
外国に向けて、日本人の感性の豊かさを、日本の自然の美しさを発信したいものです