俳句は「何が、どうなった」だけで作ると、すっきりした良い句になります
「何が、どうして、どうなった」というように詠んでしまうと、説明の文になってしまうので
「どうして」は、バッサリ切り捨てて「何が、どうなった」だけで俳句を詠みます
「何が、どうなった」だけで俳句を詠むことになると
「何が」のところには、必然的に「植物」「動物」「山」など、目に見える季語が入りやすくなります
ここに、目に見えない八十八夜や、夏近しなどの事項を入れるのは、かなり難しといえます
つまり、「何が、どうなった」だけで俳句を詠む場合
「(目に見える季語)何が、どうなった」という形で作れば良いことになります
「桜が、どうなった」
「兎が、どうなった」
「夏雲が、どうなった」
という形で作ります
では、目に見えない時候(八十八夜や夏近し、春、短夜など)で
俳句を作る場合はどうすればいいのでしょうか?
時候で俳句を作る場合
「時候」は「何が」ではなく、「いつ」という情報であるため
「いつ(時候)、何が、どうなった」という俳句を作ればいいのです
「いつ(時候)」は季語であるため
「何が、どうなった」の部分は、その時に起きた出来事
自分が俳句に詠みたいと思った出来事を、そのまま詠めばいいのです
「八十八夜に 何が、どうなった(その時の出来事)」
「短夜に、 何が、どうなった(その時の出来事)」
「夏の昼に、 何が、どうなった(その時の出来事)」
という形で作ります
■ まとめ
目に見える季語で俳句を作るときは
「(目に見える季語)何が、どうなった」という形で作る
目に見えない季語で俳句を作るときは
「(目に見えない季語)いつ、何が、どうなった」という形で作る
簡単ですよね
この流れを頭に入れているだけで、俳句は作りやすくなります


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