俳句では動詞を多用すると何故だめなのか、ですが
動詞を使うと、俳句で忌み嫌われる”説明的な句”となりやすいからです
俳句を作る過程で、その様子を見てみましょう
池の中/〇〇〇〇/カエル鳴く
この丸の中に、どのようなカエルの鳴き声なのかを入れるとします
「大きな鳴き声」というような、声の特徴を入れた場合と
「激しく叫ぶカエル」というような、カエルが頑張っている状態を入れる場合を比べてみます
① 池の中/大きな声で/カエル鳴く
② 池の中/激しく叫び/カエル鳴く
①の方は、池の中(どこで)、大きくカエル鳴く(どうした)、という形になります
②の方は、池の中(どこで)、叫び(どのように)、カエル鳴く(どうした)、という形になります
「大きい」という名詞を入れた場合、「大きい鳴き声」という具体的な言葉に変わりますが
「叫ぶ」という動詞を入れた場合、「叫んでいる」+「カエル」というように、説明になってしまいます
説明や報告は、詩ではありませんので、俳句でやっても、共感は得られません
動詞を使うと、その部分がどうしても説明的になってしまいます
説明になると、詩ではなくなってしまうことから、俳句では動詞はあまり使わないように、と言われます
説明になると、詩ではなくなってしまうことから、俳句では動詞はあまり使わないように、と言われます


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