324 「蝶」の季語と季節について




俳句で通常「蝶」と使う場合は、季節は春となりますが、蝶は一年を通してみることができるので、季節ごとに蝶に関する季語があります
違いを理解して使い分けられるようになると、俳句作りも楽しくなるはずです



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蝶(ちょう)、蝶々(ちょうちょう)
鱗翅(りんし)目の昆虫
二対の美しい羽で、花から花へと蜜(みつ)を吸って飛ぶ
モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ツマキチョウ モンシロチョウなど



胡蝶(こちょう)
(ちょう)の異称



蝶生る(ちょううまる)
早春に羽化する
蝶のこと



初蝶(はつちょう)
春になって初めて目にする蝶



蝶の昼(ちょうのひる)
草花にとまって休む蝶蝶の昼寝



眠る蝶(ねむるちょう)
夜になると、枝先や葉の後ろに逆さになって眠る



狂う蝶(くるうちょう)
白蝶



双蝶(そうちょう)
二匹の蝶



揚羽蝶(あげはちょう)、鳳蝶(あげはちょう)
あげはちょう科に属するちょうの総称。特にナミアゲハ
羽は緑がかった黄色で、黒い筋、黒いまだらがある



小灰蝶(しじみちょう)、蜆蝶(しじみちょう)
シジミチョウ科のチョウの総称
一般に小形で、はねの形は変化に富み、色彩豊か
ルリシジミ・ヤマトシジミ・ミドリシジミ・オナガシジミなど



白蝶(しろちょう)
シロチョウ科のチョウの総称
中形で、翅(はね)は白色や黄色のものが多く、後ろ翅に突起がない
モンシロチョウ・モンキチョウ・ツマキチョウ・ツマベニチョウなど



黄蝶(きちょう)
翅は黄色く、夏型では前翅の黒い縁どりが目立つ
(はね)の開張約4.5センチ



紋白蝶(もんしろちょう)
白色で、前羽の先に二点、後ろ羽の縁(ふち)の中央あたりに一点の黒点がある



紋黄蝶(もんきちょう)
早春から見られる
(はね)の開張約5センチ
雄の翅は黄色で、前翅の外縁に黒紋、後ろ翅の中央に黄白色の円紋をもつ




岐阜蝶(ぎふちょう)、だんだら蝶(だんだらちょう)
黄色と黒のだんだら模様の小さなアゲハチョウ
だんだら蝶は岐阜蝶の別称



立羽蝶(たてはちょう)
中形のチョウで、活発に飛び、止まると翅 (はね) を立て下げする。 アカタテハ・クジャクチョウ・オオムラサキなど



赤立羽蝶(あかたてはちょう)
黒色の翅に赤色が一部広がった中型のタテハチョウ



瑠璃立羽蝶(るりたてはちょう)
開張6センチメートル
翅を開くとあでやかな青色の帯が美しいが、閉じると地味



緋縅蝶(ひおどしちょう)
タテハチョウ科のチョウ
開長7センチメートル
表面は朱褐色に黒斑があり、外縁に黒色帯がある





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夏の蝶(なつのちょう)、夏蝶(なつちょう)
夏に見かける蝶
アゲハチョウなどが多い



梅雨の蝶(つゆのちょう)
梅雨の晴れ間をとぶ蝶



挵蝶(せせりちょう)
小形で、体が太くガに似る。色彩も褐色や黒色の地味なものが多い



蛇目蝶(じゃのめちょう)
はねにある控えめな白い点は円弧を描くようにある



斑蝶(まだらちょう)
中形から大形で、翅 (はね) は丸みを帯び、さまざまな斑紋があり、後ろ翅には突起がない



大紫(おおむらさき)
大形で羽に美しい紫色の部分がある蝶
クヌギなどの樹液によく集まる



高山蝶(こうざんちょう)
高山帯に分布するチョウ
アサヒヒョウモン・ウスバキチョウ・タカネヒカゲ、ミヤマモンキチョウなど




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秋の蝶(あきのちょう)、秋蝶(あきちょう)
数は減るが、秋の花野にはまだ蝶を見かけることがある



老蝶(おいちょう、ろうちょう)
立秋を過ぎてから見かける蝶
春や夏の蝶にから比べるといくらか弱々しい印象を受ける





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冬の蝶(ふゆのちょう)
冬の暖かい日に、越冬する蝶を見られることがある



凍て蝶(いてちょう)
凍てったように動かない蝶














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