俳句では全てを言わないことで、句に余韻がでることがあります
例えば、満開の桜に感動して、それを詠むときに
「桜が豪快に咲いた」と全てを言ってしまったら
読者はそれ以上の想像をすることができず、感動も得られません
満開になったと全ては言わずに、満開の状況や雰囲気を詠むことで
読者は想像を広げることができます
状況を詠むのだとすれば
例えば「満開」とは言わずに、満開になったことで見られる桜の状況などを詠みます
「川の面に触るるばかりの桜かな」
雰囲気を詠むとすれば
桜見に来た人たちに見られる、独特の気分などを詠んでもよいでしょう
「人の皆朗らかなるや若桜」
全てを言わないことで、読者の想像が広げることもできるので覚えておきましょう


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