■ 俳句では動詞を最小限に
俳句ではなるべく動詞を少なくしましょうと言われます
理由は、動詞が増えるほど説明的な感じになるからです
下の文章では、赤い部分が動詞となっています
鳥の声
鳥が飛んだ
鳥が飛んで枝を移った
鳥が飛んで枝を移って去った
動詞が増えるほど説明的な感じを受けます
■ 動詞が多いとなぜ説明的な感じになるの?
動詞が多いと、なぜ説明的な感じを受けるのでしょうか?
多くの場合、動詞(動作に関連する語)を使うと
その動詞の主となる語(主語)も出てきます
人が歩く、君が走る、枝を移る、水を流す
すると、それだけで「○○が××になった」「○○を××する」という形となり
説明的な印象を抱かせてしまうことになります
ですから、一句の中には動詞は一つ、多くても二つにまでにするように注意しましょう
■ 動詞を消す方法
自分の作った句の動詞をうまく消すことができない、と言う人のために
簡単な裏技を紹介します
動詞を名詞に変える方法です
動詞の多くは語尾が「う」で終わるのですが
その語尾を「い」に変えると、名詞にすることができます
【動詞】人が歩く、君が走る、枝を移る、水を流す
【名詞】人が歩き、君が走り、枝を移り、水を流し
語尾を変えただけで、動詞が名詞に変わりました
俳句の中で使える簡単な方法ですので、ぜひ試してみてください


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