238 自分は才能が無いなどと思わないこと



句会や結社など、色々なところで俳句をやって行くと
色々な人の良い俳句を見るようにもなりますし
自分の俳句を、こてんぱんに批判されることもあると思います
そうした中で、自分には才能が無いのでは?と思ってしまうこともあるかもしれませんが
なるべくは、そのようなことは思わない方が良いでしょう



句が評価されないのは
ただ単に、表現方法がまだ未熟なだけということもあります
これは、経験の中で確実に磨かれてゆくはずですから
焦ることでは絶対にない問題です


俳句を始めたばかりの自分を思い返してみましょう
その時と、今の自分を比べたときに
知識や、表現方法など、確実にレベルアップしているはずです
それは、俳句を始めてから、今現在の自分に至るまでに
自分自身がこつこつ勉強をしてきたから、得られたのではないでしょうか

自分自身が頑張ってきたからこそ、今の自分がいるのです
「自分には才能がない」などと言ったら
今まで頑張ってきた自分に対して、申し訳なくはないでしょうか?

表現力がまだ足りていないのだとしたら
今まで頑張ってきた自分に感謝して
その頑張りよりも、もっと頑張って
今よりも表現力を高めてやろう、と思いましょう
そうすれば、今まで頑張ってきてくれた自分も喜んでくれるはずです