俳句大会に入選するために
「過去の作品から傾向と対策を調べるべきか?」
という質問をよく聞かれます
① 入選作品の傾向が、自分の作る句に似ている大会があれば、そこに集中して応募するのはいいと思います
② 入選作品の傾向が、自分の作る句と全然違う大会に、その大会用に句を作るのは意味がないと思います
大会の傾向を調べたところ
(①の)
「入選の傾向が、自分の作る句に似ている大会」があった場合
そこに集中して応募するのは、入選の確率を高めるという視点から問題はないと思います
やみくもに提出するより、自分の作品に合う大会に提出することは大切でしょう
ただ
(②の)
「入選の傾向が、自分の作る句と全然違う大会に、その大会用の句を作る」
というのは、まったく賛成はできません
そのようなことをしても、まったく意味がないと思います
大会の入選傾向を知ったうえで
自分の価値観とは違う俳句を作って提出することに、どのような意味があるのでしょうか?
そのようにして作った作品で入賞して、果たして嬉しいのでしょうか?
大会の傾向を先読みして、自分の価値とは違う句を作って入選をするくらいでしたら
自分の好きなものを好きなように詠んで
それを提出して、落選した方がよっぽど清々しいと思います
ある俳句大会に参加した時に、おそらくベテランの方なのでしょう
このようなことを言っている人たちがいました
「今回の選者(応募された俳句の中から良いものを選ぶ人)は、○○先生だから、こういう俳句を出せば入選するだろう」
わたしは、このような先輩の真似はしたくないですし
これから俳句を始めて行く方たちにも真似はしてほしくないと思います


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