171 俳句 助動詞「き」の意味と接続




き ((せ)・〇・き・し・しか・〇)   特殊型


■意味
①過去。(以前に)…た。…ていた。
②完了・存続。…ている。…ている。
※カ変・サ変動詞には特殊な付き方をする
カ変  「来」 (こ・き・く・くる・くれ・こ)
サ変  「す」 (せ・し・す・する・すれ・せよ)
こ(未然) + し (連体)
こ(未然) + しか(已然)
き(連用) + し (連体)
き(連用) + しか(已然)
せ(未然) + し (連体)
せ(未然) + しか(已然)
し(連用) + き (終止)


■接続
連用形に接続


■例句
あじさゐのさみどり母は若く死に

死にき(死んでいる)


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き ((せ)・〇・き・し・しか・〇)   特殊型


■意味
①過去。(以前に)…た。…ていた。
②完了・存続。…ている。…ている。


■接続
体言・形容詞の語幹に接続


■例句
さくらんぼ悲しひとの悲しみも
悲しき(かなしんでいる)