093 旧仮名の「わゐうゑを」


俳句では旧仮名を使うことが多いのですが
新仮名と旧仮名では、ワ行が大きく変わるため注意が必要です

新仮名の「わいうえを」は、旧仮名では「わゐうゑを」となります
「わゐうゑを」をカタカナにすると「ワヰウヱヲ」となります
表にまとめると次の通りです

ワ行

新仮名旧仮名
ひらがな
カタカナ

ワ行は「い・え」が「ゐ・ゑ」に変化するのですが、ヤ行は変化しません

ヤ行

新仮名
旧仮名
ひらがな
カタカナ




■「ゐ・ゑ」のキーボード入力の方法は?
「ゐ・ゑ」は次のように入力します

WI → ゐ・ヱ
WE → ゑ・ヰ



■「わゐうゑを」の発音は
「わゐうゑを」の発音は、キーボード入力と同じ「WA・WI・WU・WE・WO」と昔は発音していましたが、現在は「WA・I・U・E・WO」です




■「ゐ・ゑ」を含む季語
仮名の中に「ゐ・ゑ」を含む季語の一例です

藍刈(あかり) → あかり
井守(もり)  → もり
夏の園(なつのん) → なつの
絵筵(むしろ)   → むしろ

漢字で書く分には問題ありませんが、ひらがなで書くときには間違えやすいので
「い・え」が含まれていた場合は、「ゐ・ゑ」に変化しないか注意をしましょう




この記事で紹介したものの他にも、新仮名と旧仮名で表記の変わるものがあります



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俳句の音数の数え方はこちらで記事にしています >>>




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