俳句では、他動詞を使うと説明的になりやすいので
できるだけ自動詞を使った方が良いと言われます
次の句の下五を、他動詞から自動詞に変えてみます
路の辺に躑躅(つつじ)のありて足止める(他動詞)
路の辺に躑躅のありて足止まる(自動詞)
他動詞を使った最初の句では、「躑躅がいたので、私は自分の意志で足を止めた」
というような説明句になってしまっています
自動詞の句では、「躑躅がいれば、自然に足が止まる」と、その場の状況を読んでいるだけで
説明的な表現を避けることができます
俳句は散文ではありませんので、説明的な表現は嫌われます
句の中に他動詞があった場合は、自動詞に変えて、句を比較してみると良いでしょう


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