初心者にも分かる俳句の作り方、コツ、ポイントなどを紹介しています。
初心者につまづきやすいポイントの注意点、初心者によくある疑問や悩みの解決方法などを記事にまとめていきます。
実際に自分が勉強して解決していったことなどを中心に掲載していますので、初心者の方が俳句を作る際には役に立つと思います。
053 「や、かな、けり」以外の切れ字
切れ字の「や・かな・けり」を使っていると
「や・かな・けり」以外にも、切れ字はあるのかな?と思うようになってきます
「や、かな、けり」を含め、よく使われる切れ字としては、次の17字があるので参考になさってください
「や、かな、けり、もがな、し、ぞ、か、よ、す、り、つ、ぬ、へ、ず、いかに、じ、らん」
それぞれの切れ字の意味は、次の通りです
【や】
…だなあ。…よ。 〔詠嘆〕
【かな】
…だなあ。 〔詠嘆〕
【けり】
…だった。…だったのだなあ。 〔詠嘆〕
【もがな】
…があればいいなあ 〔実現を願う意を表す〕
【し】
語調を整え、強意を表す
【ぞ】
…だぞ。…なのだ。 〔強い断定〕
【か】
…か。 〔疑問〕
【よ】
…よ。 〔念押し〕
【す】
お…になる。 〔尊敬〕
【り】
…た。…てしまった。 〔完了〕
【つ】
…た。…てしまう。 〔完了〕
【ぬ】
…てしまった。 〔完了〕
【へ】
…の方に。…に向かって。 〔方向〕
【ず】
…ない。…ぬ。 〔打消〕
【いかに】
どう。どのように。
【じ】
…ないだろう。 〔打消の推量〕
【らん】
今ごろは…しているだろう。 〔現在の推量〕