034 スムーズに俳句を読むために、まずリズムを身につけましょう

俳句は、リズムさえつかんでしまえば、ぐっと読みやすくなります
リズムというのは「五・七・五」のリズムです

タ・タ・タ・タ・タ(五音)
タ・タ・タ・タ・タ・タ・タ(七音)
タ・タ・タ・タ・タ(五音)

このリズムを徹底的に体に染み込ませ、リズムに乗せながら句を読みます
そうするとスムーズに句が読めるようになってきます


例えば、次の句を読んでみましょう

屋根替の/埃に在す/仏かな

中七の「在す」は、「ざす」と読むのか「ざいす」と読むのか
一瞬迷うのですが、リズムにのせて読めば、「ざいす」を自然に選ぶことになります


俳句の中の漢字は、十七音に収めるために、普段は使わないような読み方で歌っている場合があります
初心者からすると、そのような漢字はすごく読みづらいと感じるはずです
しかし、五七五のリズムで読むことで、「あっ、この漢字は3音で読むのだな」と分かるようになるので、漢字も楽に読めるようになるはずです

ぜひ試してください